やさしいハグ

何年か前に、僕はとても傷つく経験をして、どうにか自分なりにその経験を消化しようと、懸命だった。そんなさなか、いきつけのカフェで、旧い友達に偶然出会った。 僕の話を聞いた彼女は「悲しいね、大丈夫?」って泣いてくれて、やさしいハグをくれた。ふわっと包み込む、本当にやさしいハグだった。 あの、たった一度のハグに自分がどれだけ救われたのか今になって、わかる。 ただ、「悲しいね」、「つらいね」って、相手を受 […]

愛と、そこに付着しているもの

愛とは何か。そんな問いを受けて、考えている。 そんな思考の記録。 「いつも自分が愛に囲まれていた。愛されていたんだ!」その気づきは、必ず、どこかで訪れるモノ。 許せなかった自分がいただけ。認められなかった自分がいただけ。本当は、そこに愛があった。 それは、感情の大きな発露を伴う、劇的な経験だったりする。一夜で世界がまるで違って見えることもある。それは、素晴らしい体験にちがいない。 しかし、今日は、 […]

善意の暴力から、愛と支援へ

自分が、誰かに対して・変えてあげなくちゃ!理解させなくちゃ!教えてあげなくちゃ!と感じたする。 そして、相手に色々な働きかけを行う。叱咤し激励し、説得し、用意し、世話をやく・・・ それは、・その人がより良い状態になれるように・より安全な道を行けるように・失敗しないように・より幸せになれるようにという「善意」から生まれてきてるよね。 とくに、親という立場や、指導者という立場に立つ時、僕らは、熱意に燃 […]

僕を育ててくれた心の世界への旅

セラピーをやっている、カウンセリングをやっていると言うと、時に、こんな風に問われることがある。 「毎日、人の悩みや、ネガティブな話を聴いて、大変じゃない?」「自分の、心のケアはどうやっているの?」 確かに、10代から20代にかけて・・・期せずして、カウンセリング(的なこと)を始めた頃、そんな感覚も、少しはあったかもしれない。 でも、今の僕の実感は、全く別のものだ。 僕は、セラピーをやり、カウンセリ […]

願望実現と幸せ

・~をしたいのに、できない。 これが、「悩み」の、ほとんど全てです。願望があり、その願望を実現ができないことが「悩み」となるわけです。 これって、不思議なことだと、思いませんか。なぜなら、願望とは、夢であり、希望です。それは、幸せにつながる道のはずです。しかし、その夢や希望が、その持ち主を、悩ませている。苦しめ、惑わせている。 その望みさへ、持たなければ、その人は、その悩みと無縁だったはずなのです […]

バリ三題:バリ旅行道中記

@ウブド Ubudの中心通りに佇むbody works center。僕は、ここに、帰ってきたかったのだ。整えられた庭の植木も池の金魚雨も九官鳥もちゃんとそこにある。 3階の教室に入ると田園を渡る風が抜け鶏の声が聞こえて来る 僕は、ここでヨガに出会った。この場所で出会ったから僕は、ヨガが好きなのだ。 吸って、吐いて。呼吸を繰り返し、アーサナを深めていくと鴇色の空が暮れていく。 何もかもが、完璧なの […]

バリと愛のセンセーション

バリの旅行において、最も大きな経験のことを、書こう。僕は、バリ旅行を1日早く切り上げて帰ってきた。なぜか。 帰ってきてほしいと、言われたからだ。パートナーからSOSを受けたからだ。正直なことを書こう。そのオーダーを受けた時、僕の中には、こんな声が響いていた。 「どうして、僕は、いつも自分の自由を謳歌しようとすると、それを許さない出来事が、起こってしまうのだろう」 一昨年、そして去年、僕は、その人を […]

未熟さが、教えてくれたもの

昔のことを思い出すと、自分が、いかに幼稚で、浅はかで、未熟だったかを、自覚する。 それは、不思議な感慨だ。微笑ましく、また、懐かしい。 幼稚で、未熟で、足りていない。だから、生まれたモノがあった。 切なさも、苦しさも・・・・喜びも、悲しみも、これまでしてきた体験すべては、未熟じゃないと、体験できないことだった。当たり前だけど、今日はそんな感覚が、ふと湧いてきた。 誰かを好きになって、変に、意識した […]

ハッピーに生きること

どうしたら、幸せに生きることができるのだろう。僕らは、意識的にも無意識的にも、たくさんの「自分が幸せになる条件」を掲げて、生きている。 ~すれば、~したら、~ができたら・・・幸せ! でも、この「実現のための条件」って、本当のところは、幸せとは無関係だったりする。 なぜなら、お金がなくても、事故とかで体の一部を失っても、親がいなくても、パートナーがいなくても、幸せな人は、幸せだからね。 幸せは、ひと […]

コンフォートゾーンを出る

昨日、カウチサーフィンで、大阪在住のブラジル人のアーティストの方が泊まっていった。彼の作品を見せてもらいながら、夜遅くまで話をして、朝、彼を送り出した。 彼との会話の中で、印象に残ったのが、コンフォートゾーンという言葉。 彼の作品は、「見る側」が参加し、体感する作品なんだけど、作品への参加は、時に、勇気が求められる。普段やらないこと、普通ならNGとされていることに参加することになるのだ。 普段、自 […]

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