記号論

意味の世界を出て、世界をディスコードする

僕らは、幻想の住人。幻想というのは、何かというと、「意味」のことなんだな。先日、こんな素晴らしいやり取りがあったので、ご紹介。 会社の上長が、金曜日の夜に電話をしてきたのだけれど、色々忙しく、着信に気がつかなかったわけ。何回か着信があったのだけれど、気がついたら深夜。深夜になっちゃったし、明日から土日だから月曜日でよいかなーと思ってたらラインに、「君はコールバックを大至急する立場にある、もし緊急連 […]

物語の外に出る

トラウマというものは、本当は、存在しないし、親子関係の問題も、カルマも、未完了の体験も、存在しない。僕は、そんな風に考えることがある。 「星座」に似ている。オリオン座は、そこに「ある」けれど、本当は、「ない」でしょ?カシオペアも夏の大三角形も北斗七星も、存在しない。 つまり、トラウマというのは、名指すことができないモヤ~っとした「何か」に、輪郭線を与えるひとつのアイデアだということだ。 この世界の […]

一般名詞の向こうにある、大切なこと

愛って何?、人生って何?友情って何?この世界には、たくさんの定義があり、たくさんの意見があり、たくさんの解釈があります。けれど、なんとなくの「合意」の存在を前提にし、僕らは、自分の気持ちを伝えるために、「愛してる」と口にするわけです。 言葉にするコトは、自分の気持ちに「輪郭」を与えることです。ぼやーっとしている感覚・・・あなたと一緒にいると、うれしいな。見ていたいないつも元気でいて欲しいな・・・あ […]