哲学

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不安を超えて、世界に橋を架ける。

不安や恐れというのは、ネガティブな感情だと思われているけれど、実は、そうではない。不安や恐れは、「自分が何を信じているか」を教えてくれるメッセンジャーとして、大変重要な機能を持っている。 不安や恐れを感じるというのは、自分にとって望ましくないことが起こることを想定しているわけで、①その想定(自分にとって望ましくない現象、恐れている状況)を自覚する②それが、本当に恐れるにたるものかを点検するというプ […]

意味の世界を出て、世界をディスコードする

僕らは、幻想の住人。幻想というのは、何かというと、「意味」のことなんだな。先日、こんな素晴らしいやり取りがあったので、ご紹介。 会社の上長が、金曜日の夜に電話をしてきたのだけれど、色々忙しく、着信に気がつかなかったわけ。何回か着信があったのだけれど、気がついたら深夜。深夜になっちゃったし、明日から土日だから月曜日でよいかなーと思ってたらラインに、「君はコールバックを大至急する立場にある、もし緊急連 […]

「何」の先にある世界

多くの人はまず、どうやって?と問う。どうやったらここから出られる?どうやったら解決できる?どうしたらよいの? 解決できないと、次はなぜ?と問う。なぜ出られない?なぜこんなことになった?答えはどこ? それでも、解決できない時、人はようやく、何?と問う。苦しさって何?問題って何?解決って何? 何? という問いを持つとき、初めて人は、目の前の現実をじっくり見る。ここではない場所を求めるが故に、目を逸し続 […]

現実2.0

心理学や哲学、宗教や思想、様々な形で伝えられてきた、人類が持つ「2種類の体験の捉え方」=「2種類の現実」を、「現実1.0」と「現実2.0」というコンセプトで解説してみようと思います。 現実1.0と現実2.0のパラダイムの最も異なる点は、体験を「現実(本当)」と捉えるか「認識(幻想)」と捉えるかの違いといってよいと思います。 「現実1.0」は、現実を「現実(リアル)」として捉えます。「現実2.0」は […]

存在と現象、顕現者としての私

最近、僕が感じている感覚について書いてみる。 不思議な感覚を、感じている。それは、宇宙(ワンネスでも、神でも、集合的な意識でもいいけど)が自分という場を通じて、体験をしているという感覚。自分という現象が、その存在のひとつの「現れ」であるという感覚だ。 ちょっと前まで、僕の人生、僕の経験、僕の学び・・という感覚が、当たり前だった。「指先に刺さった棘の痛み」は、僕のモノ以上でも以下でもなかった。 自意 […]

願望実現と幸せ

・~をしたいのに、できない。 これが、「悩み」の、ほとんど全てです。願望があり、その願望を実現ができないことが「悩み」となるわけです。 これって、不思議なことだと、思いませんか。なぜなら、願望とは、夢であり、希望です。それは、幸せにつながる道のはずです。しかし、その夢や希望が、その持ち主を、悩ませている。苦しめ、惑わせている。 その望みさへ、持たなければ、その人は、その悩みと無縁だったはずなのです […]

ハッピーに生きること

どうしたら、幸せに生きることができるのだろう。僕らは、意識的にも無意識的にも、たくさんの「自分が幸せになる条件」を掲げて、生きている。 ~すれば、~したら、~ができたら・・・幸せ! でも、この「実現のための条件」って、本当のところは、幸せとは無関係だったりする。 なぜなら、お金がなくても、事故とかで体の一部を失っても、親がいなくても、パートナーがいなくても、幸せな人は、幸せだからね。 幸せは、ひと […]

宗教論:なぜ、僕らは、宗教を持っているのか

今日は「宗教」について、書いてみます。 そもそも、宗教とは、一体、なんなのでしょう。宗教は、人間が「言葉」を生み出したことから、この世界に、誕生しました。なぜ、言葉が宗教を生み出すのでしょう。 言葉とは、ものすごくざっくりと言えば、「名前」のことです。例えば、犬。「犬」というのは、「グループの」名前です。「犬」というのは、ポチとジョンと二郎と・・・無数の、わんちゃんをひっくるめた「総称」なんです。 […]

乳房とミルクと赤ちゃんの口

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赤ちゃんがお母さんのおっぱいを吸いながら至福の瞬間を味わっている時、そこにあるのは、一続きの「機械」です。 ・・・乳房ー乳首ー唇ー舌ー喉ー胃・・・ 乳房は、赤子の口と連結されることで「意味」を持ちます。赤子の口を除いた「授乳」は存在しません。この瞬間、母子はひとつの「機械」として一続きの文脈(コンテキスト)を形成しています。乳房は授乳の「ための」道具です。 ・授乳機械=・・・乳房ー乳首ー唇ー舌ー喉 […]

一般名詞の向こうにある、大切なこと

愛って何?、人生って何?友情って何?この世界には、たくさんの定義があり、たくさんの意見があり、たくさんの解釈があります。けれど、なんとなくの「合意」の存在を前提にし、僕らは、自分の気持ちを伝えるために、「愛してる」と口にするわけです。 言葉にするコトは、自分の気持ちに「輪郭」を与えることです。ぼやーっとしている感覚・・・あなたと一緒にいると、うれしいな。見ていたいないつも元気でいて欲しいな・・・あ […]