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今を生きるために、過去を愛すること

本当に、「今」を生き、「今」を大切にするためには自分の「過去」を、愛することです。 いや、本当に「今」・・・目の前にある人、関係、環境、暮らし・・・を、大切に想う時、自分の「過去」を許し、愛しく思うようになる、そう表現しても良いかもしれません。 それは、同じことです。過去に蓋をして、今を愛することも今をないがしろにして、過去を大切にすることも、できません。 今を大切に生きると、過去は美しく色づき過 […]

時々忘れてしまうこと

隣に座ること。並んでを歩くこと。一緒にご飯を食べること。冬の寒い朝に身を寄せ合って、朝の光に目を細めること。時に、生き方の違いに戸惑ったり、苛立ったりして、でも、分かり合えた喜びに抱き合うこと。 共に過ごすこと、それは命を受け取ること。 たわいないおしゃべりや、整えられた食器棚、気持ちよく干された洗濯物、具沢山のみそ汁や、パスタや、きんぴらごぼう、あなたがくれた時間に、言葉に、モノに、あなたの命が […]

幸せの条件

幸せになる条件、ありますか?仕事、お金、恋人や家族、友達との関係性、居場所、自分の状態…その数が多いほど、人生は複雑で難しいものになります。 一緒にいる相手や居場所によって幸せだったり、幸せじゃなかったりすること、それは、バクチみたいなものです。自分の幸せの主導権を、相手や状況に明け渡しているようなもの。 幸せに条件をつけると、必ず、それがクリアされないリスクや、裏切られるリスクを抱えることになる […]

ニーチェの言葉

哲学者ニーチェの言葉。 「一本の樹が天に達するには、 その根は地獄にまで届いていなければならない」 今、不安で苦しい人、辛い過去を持つ人、懸命にもがいている人。それは、最も高い場所、天にまでその梢を伸ばすことができる人です。その枝を天空へと届かせる大きな可能性を持った、強く、輝ける魂なのです。 今、明日が見えなくても、必ず、必ず、朝がきます。そこには、誰よりも美しい夜明けがやってくる。夜明け前の暗 […]

僕らの旅路

僕らは、それぞれ、自分の人生の旅路を歩いています。僕らは、その旅路で、「旅の仲間」と出会い、互いに与えあい、学びあい、必要な時間、共に旅をして、また、自分の旅に戻る。 僕らの旅は、どこまでいっても、「自分の旅」です。自分ではじめて、自分で終える旅です。 自分のテーマを見つけ、ひとつひとつそれに取り組み自分の目的地へと向かうのです。 その旅路を、誰かに歩いてもらうことはできません。誰かのために、歩い […]

乳房とミルクと赤ちゃんの口

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赤ちゃんがお母さんのおっぱいを吸いながら至福の瞬間を味わっている時、そこにあるのは、一続きの「機械」です。 ・・・乳房ー乳首ー唇ー舌ー喉ー胃・・・ 乳房は、赤子の口と連結されることで「意味」を持ちます。赤子の口を除いた「授乳」は存在しません。この瞬間、母子はひとつの「機械」として一続きの文脈(コンテキスト)を形成しています。乳房は授乳の「ための」道具です。 ・授乳機械=・・・乳房ー乳首ー唇ー舌ー喉 […]

「原因探しの罠」とその回避方法

人は、困難に向き合った時、その原因を探します。例えば、些細なコトから、相手を怒らせてしまった・・・ どうしてだろう?いつもは、怒らないのに・・・そうだ・・・この間、約束を破ったから、そのことをまだ根に持っていたんだ。なのに、また直前にキャンセルをしてしまったんだ!そうか、「だから、相手が怒るのも、当然なんだ。 ・・・こんなふうに、「なぜ?」が解けると、僕らは、落ち着きます。もちろん、「やってしまっ […]

わかってほしいと感じたら

自分が眺めているセカイは、自分だけが見ることができる風景であり、自分のしている体験は、 自分だけが、味わうことができるモノです。 誰も「僕」を生きられないし、僕も「誰か」を生きるコトは、できない。自分の出会った体験や、出来事の素晴らしさ、その意味や意義を、 知ることができるのは、自分だけ。 だから、自分の体験が、どんな手触りで、 どんな匂いがして、どんな味わいだったのか、 どんな学びを、どんな気づ […]

線対象の世界

セカイは線対称です。 僕らは、相手を愛する時、同じだけの深さで、自分を愛します。相手を批判する時、同じだけの厳しさで、自分を否定し、相手を無視する時、同じだけの冷たさで、自分を無視している。 人を愛するという経験は、自分の中にある美しい部分を、相手の中に見つけてそれを愛するという経験です。人を憎むという経験は、自分の中の、「ある部分」が嫌いで、否定したくて、相手の中にある「その部分」を、見つけて、 […]

サメに食べられたら、本望?

昨日、会社に勤めていた頃の同期と久々に会った。彼女は、とてもユニークな人で一目置いていたのだけど、また、ひとつ、教えてもらったので書き残しておきたい。 趣味がダイビングだと聞いた僕が大きなサメが来たら怖くないのかと尋ねると彼女は笑いながら「全然、怖くないよ。怖いのは、運命に、身を委ねていないからだよ。私は、道を歩いている人の方が、むしろ怖いと思う。変な人に殺されるより、大好きなサメに殺された方が、 […]

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