変容の旅に出よう
美しい朝。
窓を開けると、青空が広がり、
透明で清潔な風が、吹いてくる。
あなたは、何を思いますか?
幸せでしょうか。
それとも別の感情でしょうか。
例えば、哀しみや、切なさ・・・
重要なのは、僕らは「同じ朝」を生きているという事実です。
同じ朝を、見上げて、 僕らは、それを、幸せな朝にも、
哀しみの朝にもできる。
当たり前だと思うかも知れませんけれど、
この事実は、大切なことを教えてくれます。
それは、「幸せも哀しみも、朝の側に結びついているモノではない」
ということです。
自分自身が、幸せであるのか、不幸せであるのか。
それは、自分が何を前にしているのか、何を経験しているのか、
つまり、どこに誰と居て、何をしているのかとは、無関係だということです。
例えば、 ・相手の言葉に、イライラする という状況は、
本当は、起きていないのです。
誤解を招く表現ですが、 自分のイライラは、
相手の態度や言葉とは、 ある意味、無関係なのです。
もしかしたら、このコトを実感できる人は、少数かも知れません。
多くの人にとって、この話が、 荒唐無稽に感じられることも、
知っています。
しかし、事実、そうなのです。
そうとしか、言いようがないのです。
世界とは、私に影響を与える、私と独立した存在
・・・イライラさせるモノ、幸せを与えるモノ・・・
ではなく、 私の内面を、映し出すものでしかない。
僕らは、自分の内部にある、「イライラ」に気がつくために、
自ら進んでその様な体験を創り出しているに過ぎないのです。
このことを理解をすると、
僕らは、自然に、生き方を変えていくことになります。
自分自身が、全ての出来事の主催者であることに、気がつくのです。
全ての体験の、創造主であることに、気がつくのです。
それは、自分自身がなぜ、今、その体験をしているのかを、
知るということです。
自分自身が、人生の道のりの中で、どこに居て、
何をしているのかを、知るということです。
(もしくは、それを知る必要がなくなる・・とも言えますが、
それは同じことです。)
それはまた、自分自身が、自分の望む現実を創り出し、
存分に味わい、学び、自らをより良い場所へと、導いていくことを、
選択するということです。
それは、誰にでもできることです。
その第一歩は、「知る」ということ。
なぜなら、ほとんどの問題の根源にあるのは「恐れ」であり、
その「恐れ」は、「知らない」という事実からやってくるものだからです。
まず、知ること。
自分が生きている、その瞬間に、 本当は、何が起きているのか。
それを、「知る」ことです。
自分が、人と会い、言葉を交わし、何かを感じたり、
思い出したり、考えたりする。
そのプロセスが、本当は、どんなことなのかを「知る」、
自分が、それを、なぜ創り出すことを選択するのかを、
「知る」ということです。
僕らは、知れば、変わります。
知ることは、変わること。
知ることは、それまで居た世界から、
異なる次元の世界へとシフトすることです。
初めて、その感覚を明確に味わったのは、
大学受験を控えたある日、一冊の哲学の本を読んだ時でした。
そこには、僕がひとり考えてきた問いへの答えが、
書いてあった。
僕が知りたいことの、答えが、明確に書いてあったのです。
その瞬間、その本のページ以外のモノが消え、
ただ、僕は読むという行為ソノモノになりました。
夢中でページをめくりました。
本を閉じ、顔を上げた時、 僕は、もうこれまでとは
違う場所に生きているコトを知りました。
僕は、それまでの僕ではありませんでしたので、
僕の世界は、それまでのモノではありませんでした。
物事の持つ意味は、すっかり変わってしまいました。
真実に触れる時、僕らは、それに気がつきます。
そのたびに、僕らは生きる世界を変えるのです。
パラレルリアリティにシフトするのです。
朝は、もう、それまでとは、違う色をたたえて、顕現するのです。
それまでより、ひとつ美しく、ひとつ深みを増した世界がそこにある。
そして、ひとつ自由に、ひとつ自在に僕らは存在する。
もちろん、それは、そんな大げさなコトではありません。
僕らの日常とは、その様なモノです。
生きるとは、変わること。
生きるとは、自らをより良い存在へと変えていくプロセスそのものです。
美しい朝を迎えたいのなら、
自らの内部にある「美しさ」を、見つけることです。
人間関係を改善したいのなら、
自分と自身の関係性を改善することです。
そうやって、ひとつひとつ、見つけていくと、
自分の中に、豊かで調和した世界が広がっていきます。
すると、自分が生きる現実世界は、豊かで調和したものへと変わっていきます。
僕らは、自分が、まったく違う世界に生きているコトを発見するのです。
そして、きっと、これまで見たことのないほど、
美しい朝に出会います。
それは、毎日、そこにあったモノです。
豊かで調和した世界は、いつだって、そこにあった。
美しく、幸せな世界は、いつだって、そこにあって、
僕らの到着を待望しています。
そこに向かうと、決めた時、全てが変わり始めます。
僕も、そんな旅の途中、時に迷い、時に惑います。
でも、そんな時こそ、大きな変化がやってくる。
見えない大きな流れに乗って、
僕はどこまでも、どこまでも、行きたいのです。
皆さん、どこまでも、どこまでも、行きましょう。
僕が、皆さんの旅の一助になれたら、
こんなに幸いなことは、ありません。
もし、何かを感じたら、ご連絡ください。
個人セッション、変容のコンサルテーション、
そしてグループや組織へのコンサルテーションを通じ、
変容を支援いたします。
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