時々忘れてしまうこと
隣に座ること。並んでを歩くこと。一緒にご飯を食べること。
冬の寒い朝に身を寄せ合って、朝の光に目を細めること。
時に、生き方の違いに戸惑ったり、苛立ったりして、でも、分かり合えた喜びに抱き合うこと。
共に過ごすこと、それは命を受け取ること。
たわいないおしゃべりや、整えられた食器棚、気持ちよく干された洗濯物、
具沢山のみそ汁や、パスタや、きんぴらごぼう、
あなたがくれた時間に、言葉に、モノに、あなたの命が息づいている。
ささやかなモノかもしれない。
でもそれは、あなたが懸命にこのセカイを生きて、削り出した命のかけ ら。
時々忘れてしまうけれど
そんな美しい贈与に、感謝を持って生きていきたいと思うんだ。
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